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<教育目標>

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健康で明るい子

~おひさまの下、心も体も開放的に遊ぶこと~

 幼児期のこどもたちにとって、屋外でおもいっきり体を動かしながら、好きな遊びに取り組むことは、健康な体作り、体力の基礎を養うことはもちろん、心の安定の基盤を作ることにもつながっていきます。広い園庭で、適度な日差しを浴びながら、汗まみれ、泥まみれになって、時間を忘れて心が満たされるまで十分に遊び楽しむことを、幼児期にしっかりと体験する必要があります。

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自然や美しいものに感動する心を持つ子

~恵まれた自然の中で、五感を十二分に刺激する~

 都市化が進み、生活の中で自然と触れ合う機会が減少してきている今、実体験として、自然の面白さ、不思議さ、難しさ、怖さ、いろいろな体験をしてほしいと考えています。植物の成長の様子を感じたり、木の実を食したり、虫を捕まえたり。豊かな自然環境を生かした遊びの中で、こどもたちには直接体験の中から、「自然」を実感してほしいと思います。四季折々に変化していく「ふれあいの森」での遊びは、こどもたちの心を大きく刺激していきます。命の大切さや、科学する心の芽生えは、自然とのふれあいの中から生まれてきます。

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自ら学び、自ら考える子

~こどもたちの「やりたい」を実現していく保育~

 幼児期のこどもたちの遊びは「やりたい、やってみよう」という気持ちからスタートします。大人がやらせよう、学ばせようと意図した遊びは、こどもの気持ちがその方向に向かっていなければ、どんなに楽しい遊びだとしても、こどもたちには響きません。そんな時は、表向きでは遊んでいるように見えても、そこから学ぶものは何もないのです。

そこで保育者は、日々の保育の中で、こどもたちの様子を見ながら、こどもたちの興味関心と、学んでほしい事柄をミックスしながら、遊びだせる環境を整えます。そこで遊ぶかどうか決めるのはこどもたちです。保育者の願いと、こどもたちの「やりたい!」という気持ちが重なったときに、充実した遊びが展開されます。「楽しかった!」という気持ちは、次の「やってみよう!」につながっていきます。この繰り返しの中でこそ、「こんなこともしてみたい、あんなこともしてみたい」という好奇心や「こうしてみよう、ああしてみよう」という創意工夫が、自然と身についていきます。

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自立心、自己抑制力のある子

~友だちと協力し、一緒に遊びをつくりあげていく経験を通して~

 最初は、自分の遊びたい遊びでじっくり遊んでいたこどもたちも、集団生活の中で刺激を受けて、自然と人間関係が広がっていきます。まずは特定の仲のいい友だちができてくることが多く、一緒に遊ぶ中で、次第と役割分担をしたり、一緒に工夫したりして遊びを楽しむようになります。さらにその集団が大きくなっていき、年長組の中盤ぐらいには、クラスのような大きな集団でも、やりたい遊びの目的を定め、それぞれに自分の思いを主張し、一方でお互いの思いを尊重しながら、遊びを進めていくことができるようになってきます。もちろん、集団の中では衝突もしばしば起きてきます。友だちと意見がぶつかったときに、どこまで自分の思いを主張するのか、友だちの意見と共通するところはないか、むしろ、友だちの意見の方がうまく進むのではないか、場面場面で試行錯誤を繰り返していくこととなります。充実した遊びの中で「楽しい」という気持ちがあれば、くじけることなく、衝突は乗り越えていくことができます。目的に向かって協力する経験は、こどもたち一人ひとりに自立心、自己抑制力を育み、こどもたちは他者とのかかわりの中でバランスを上手にとれるようになってきます。友だちと協力して遊びをつくりあげていくことが、自己の確立につながり、さらには安定した人間関係を築く力につながっていくのです。

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他人を思いやる心を持つ子

~けんかをすることの大切さ~

本来、こどもたちはわがままであり、自己本位なものです。幼児期は、まずは自分自身というものをしっかりと確立していかなければならない時期だから、これはあたりまえのことです。一方で、幼稚園はこどもたちが初めて出会う社会であり、そこでは友だちや先生というたくさんの他者と一緒に、生活や遊びに取り組んでいかなければなりません。そんな中で、お互いの思いがぶつかり、けんかになることは当然です。友だちと衝突することがうれしい人は誰もいません。そこでの嫌な気持ちが、仲直りできた時の嬉しい気持ちが、こうした体験が、次にはどうすればよいか考えるきっかけとなります。そして、成長していく中で、自分だけでなく他者の存在に気づき、自己を客観的に見られるようになったとき、他者を思いやる心を持つことができるのです。だからこそ、こどもたちには、思いっきりけんかをしてほしいと思います。ひとつひとつのけんかが、経験となり、やさしい気持ちにつながってくるのです。

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